スキートレッキング

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すっかり晴れ上がった小春日和の冬の一日、トレッキング用のスキーを履いてフレメム小舎を出発。
今日のコースは石切川上流に向かう尾根コース。
シラカバの樹林を抜け小舎の方に張り出している尾根にとりつく。
木が立て込んだところもあって歩くのに苦労する場所もあるが、夏には歩けないところに入り込んで行けるのもスキートレッキングの魅力。
この辺り一帯は1メートルを超すクマイザサ(通称:熊笹)の密生している場所。マダニも生息しており雪のない時期にはとても歩ける場所ではない。
雪の上には野生動物たちの生活の痕跡が残っていて面白い。追うものと追われるのも、エゾユキウサギ(ノウサギ)とキタキツネの交差した足跡。忙しく走り回ったエゾリス。二つ並んで点々と続くクロテンの足跡。長い尻尾の跡も残す野ネズミ。
尾根筋の小高い丘に到着。ここからは古梅ダムの堰堤が遠望できる。景色の良いところ。その向こうには藻琴山も見える。
この場所まで歩き始めて約2時間の行程。
帰りは快適なダウンヒル。
ゲレンデスキーと違って、足下の雪の状態は様々。雪に足を取られないようにストックを両手で束ねてブレーキ代わり。
まもなくフレメム小舎に到着。2時間かけて行ったところも帰りは30分足らず。

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